構造技術業務に必要なソフトウェアの研究開発、販売、コンサルテーションを行っています。パソコンの高性能化に伴い、鋼構造分野でもIT化が急速に発展し、新しいニーズが次々と発生してきました。
当社では、専門事業部を設けて、システム構築、プログラム開発、3D-CADの販売/カスタマイズ等を行っています。

鋼構造物の積算システム「MACS」の提供

瀬戸大橋、阪神高速道路、首都高速道路の架橋に活躍した弊社独自開発の高性能積算システムです。

MACS[鋼構造物の積算システム]概要

主な機能

  • 材料計算書の作成
  • 材料発注明細書の作成
  • 塗装面積計算書の作成
  • 新積算 大型、小型材片質量表・員数表の作成
  • 新積算 溶接延長明細書・集計表の作成
  • 新積算 工数算定要素集計表(EXCEL)の作成
  • 鉄道橋用明細の図化
  • 抽出した材料データのファイル化
  • 他社材料データ(フォーラムエイト・JIP)の変換

メイン画面

入力内容

コントロールデータの作成画面

計算実行時に材料計算プログラムに動的指示を与える為のデータです。

材料データの作成画面

1行1部材で記述された材料データと、集計単位及びデータ構造を示す¥名称データで構成されます。

出力内容

  • インプットデータチェックリスト
  • 総括表
  • 材料明細書
  • ブロック別質量表
  • ボルト類(普通ボルト・HTB)の首下長さ別仕訳表(本数・質量表)
  • 材料発注明細書
  • 塗装面積計算書(明細書・ブロック別集計表)
  • 新積算 大型、小型材片質量表・員数表
  • 新積算 溶接延長明細書・集計表
  • 新積算 工数算定要素集計表(EXCELのみ)
  • 鉄道橋用明細の図化

※印は、Microsoft Excelフォーマットでの出力に対応

計算書出力画面

プレビュー画面

EXCEL画面

動作環境

動作機種 PC/AT互換機(CD-ROM及びUSBポートが必要)
OS WindowsXP,Windows7,Windows10
ディスク容量 約30MB(材料データ及び出力ファイルを除く)

コスモ技研のCIMへの取り組み

CIM(Construction Information Modeling)とは、建設分野においてプロダクトモデルを生成する3次元CADを導入することにより、建設事業全体の効率向上を目指して、国土交通省が推進している施策です。当社では、鋼橋のCIM化に一早く取組み、業界の最先端を歩んでいます。

PC構造部 3次元モデル

箱桁橋の 3次元モデル

コスモ技研が17年間培ってきた最高峰のBIM技術を鋼橋CIMに活かしてその実現に一翼を担っています。
当社は、日本で初めて、FinlandのTEKLA社よりBIM技術を導入し、プロダクトモデルを生成する3次元CADの販売を始めました。(日経産業新聞の第一面に取り上げられました。) その後、17年間にわたり、ゼネコン、重工業会社、プラント会社、設計事務所等から依頼を受け、現在の日本のBIM構築に貢献して参りました。

※BIMとは:BIM(Building Information Modeling)は、建物のライフサイクルにおいてそのデータを構築管理するための行程である。典型的には、3次元のリアルタイムでダイナミックなモデリングソフトウェアを使用して建物設計および建設の生産性を向上させる。この行程でBIMデータを作成し、そこには建物形状、空間関係、地理情報、建物部材の数量や特性が含まれる。(ウィキペディアより抜粋)

現在コスモ技研では、鋼橋CIMの実現に向けて全社を挙げて研究開発に取り組んでいます。
(1)土木学会情報処理学委員会 ICT施工研究小委員会 鋼橋CIMワーキング・グループへの参画(H27年度)
(2)(一財)日本建設情報総合センターの研究助成を受けて鋼橋CIMの実用化ついて研究(H27年度)

ガイドライン(素案)の策定

将来の鋼橋CIMフローの提案